ここ最近、不動産投資を行なっている人の案件をいくつか受けました。
・会社経営者
・上場会社役員
・投資家(馬主)
私が過去にお手伝いさせていただいたお客さんと新規でご相談を受けたお客さんです。
お三方とも資産は1億、6億、13億と資産家です。
この3人ですが、同じ不動産を購入しようとしましたが不動産投資用のローンが通ったのは
お一人です。
まず会社経営者の方ですが、この方はキャッシュで5000万円と不動産資産が
約5000万円で合わせて1億円ほどの資産を持っていました。
それに対して今回購入しようとした物件が1億6000万円
自己資金を1000万円使って1億5000万円を借りるという想定でしたが
審査に否決・・・この時の理由はプラス資産よりマイナスの資産の方が多いという
事で否決でした。
そして上場企業の役員です。
有名な企業の役員の方です。
この方も否決・・・
属性はピカイチですが否決です。
資産は6億円ほどあったんですがね・・・
自己資金を3500万円使う予定でしたが否決です。
最後に投資家の方です。
この方の資産は10億越えで1億6000万円の物件にたいして自己資金は約5000万円の
予定でしたが、条件付き承認でした。
その条件は自己資金を6400万円まで増額です。
借入額は9600万円までの条件付承認でした。
資産が10億円以上あるのに・・・
そして最近、こんな話を聞きました。
ある銀行の支店長に本部からの通達です。
内容は簡単にいうと個人投資家への1億越えの融資NGです。
スルガ銀行の一件以来不動産投資の融資に関してはどこも渋くなっているのですが
流石に多少は回復してきているかなと思いきやここにきて締め付けです。
それで合点いきました。
私のお客さんの上場企業の役員の方も投資家の方も今までは問題なく借り入れができていた人が
否決だったり自己資金の増額条件で融資額を1億円以内にされたりと一向に不動産投資の
ローンが回復していないのです。
その割に都内の不動産投資物件を専門に扱っている知り合いの業者に聞いてみると
都内の物件は売れている・・・
額としては3億〜10億円くらいの物件が動いていると言っていました。
少し感じたのはリーマンショックの時期を思い出しました。
あの時期、投資物件を購入できたいた人は、軒並みキャッシュを持っている人でした。
こういう状況の時って絶対にキャッシュを持っている人が特です。
当時、分譲マンションの売れ残り31戸をまとめて一人の投資家の人に売却した
事があったのですが、その人もキャッシュ持ちでした。
審査もサクサクで銀行からは自己資金なんて諸費用分しか求められませんでした。
不動産投資の市況は、融資が通らないと物件の流通性が悪くなります。
現状だと金余りの人がある程度高額に近い物件を買えているんでしょうね。
どんな時もキャッシュ持ちが強いですね。
ではでは!
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