おはようございます。
松崎です。
今日は、午前中に大手不動産会社さんと打ち合わせです。

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先日、住宅ローンの相談でこんな話しをした。

そのお客さんは年収も自己資金もそれなりある人でした。
まだまだ住宅ローンの借り入れ期間は35年で組める人でしたが借り入れ期間を20年を希望していました。

借り入れ期間を短くする人の理由はだいたい住宅ローンを早めに完済したい・・・と言う人だったり
利息を少しでも少なくしようと思っている人たちです。

このお客さんもまさに早めに住宅ローンを完済したいという思いから借り入れ期間を20年で組もうと考えていました。

そもそも住宅ローンって最長50年まで組むことも出来ますが、一般的には35年という借り入れ期間で借りる人が
多いと思っていると思いますが、実際のところ住宅ローンは皆さん何年くらいで完済しているのでしょうか?

5年ほど前に不動産広告会社が子持ち男性サラリーマン320人に住宅ローン完済に関する実態調査をしたことがあります。
そこにはこんな結果が出ています。

これは以前、私のブログでもご紹介しました。
5年も前の話なので現在とは少し違うと思いますが、もう一度ご紹介しますね。

住宅ローンの借り入れ期間を35年で組んでいる人が多いとお話ししましたね。
私自身もほとんどの方が35年の借り入れ期間を希望している事が多いですが実態調査では当初の平均借り入れ期間は
なんと25年なのです。

そして、平均完済期間は13.7年なのです・・・
住宅ローンを13.7年で完済する・・・11.3年分を繰り上げています。

これって凄いですよね。
それだけ繰り上げ返済を行って完済していると言うことです。
そもそもなぜ、繰り上げ返済を行ったかという質問に対して1位だったのが利息の軽減でした。

利息を払うのがもったいないから繰り上げ返済をする。
確かに利息は少ないにこしたことはないですよね。

今回相談の合ったお客さんも借り入れ期間を短くてして利息を少なくしたい。
こんな考えからでした。

ただ、このお客さんの場合、銀行が提示してきている金利がかなり低かったのです0.5%前後です。
実は、ここまで利息が低いと毎年繰り上げ返済をするのと10年後に一気に繰り上げ返済をするのとほとんど
利息払いは変わらないのです。

こういった時はこんな方法をとるのも一つの選択肢です。
借り入れ期間を長くしておいて住宅ローン控除を最大限活用し毎月の返済額が減った分貯蓄に回し10年後に一気に繰り上げ返済をする。

何が違うかというと返済期間を短くして支払額を増やし住宅ローン控除の額を減らし毎年貯蓄を削って繰り上げ返済をするのであれば
毎月支払額を下げて貯蓄に回し住宅ローン控除をも最大限活用して10年後に一括繰り上げ返済。

もし急遽お金が必要な事が起きたら?

・子供の教育資金
・急な耐久財の購入(車など)
・事故や病気で収入が下がる
などの急な出費があるかもしれません。
長い人生何があるか分かりませんからね。

10年間特に何事もなければ繰り上げ返済をする。
と考えれば毎年繰り上げ返済をしてしまうのと、もしもの時のためにお金をよけておくとしたら、どっちの方が有効的ですかね?
と言う事です。

しかも毎年繰り上げるのも10年後に繰り上げるのもそれほど利息の支払額は変わらない・・・
となれば要検討ですよね。

これは、その人の借入額や金利などによっても違いますから、全員が同じ方法をした方が良いとは限りません。

住宅ローンって短くすれば利息を減らせるかもしれませんが、お金の使い方としてはもっと有効的な
方法がある事もあるのです。

ぜひ、覚えておいてくださいね

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